原発稼働ゼロに?
現在、全国に54基ある原子力発電所のうち、50基が停止している。現在稼働中の4基も順次、定期検査に入る予定で、4月末には全ての原子力発電所が停止状態となる。政府は安全性を確認するストレステスト(耐性評価)等をしたうえで、夏前に再稼働するシナリオを描いてきたが、福島第一原発事故の影響で、地元の同意を得るのが難しい状態にあります。
原発無しで、この夏の需要電力は賄えるのか?枝野経済産業相は、昨夏のように電力使用制限令を発動せずに乗り切れるよう準備するとのことだが、・・・。兎に角、昨夏、我々は消費電力を削減して、何とか乗り切りました。今後は、必要なだけ使う、という究極のエコで消費電力と兎に角減らすことです。消費電力を減らせば、発電量も少なくて済むわけですから、・・・。昨年は計画停電を経験しましたが、これはいろいろと問題が多いので避けてもらいたいですね。
4月から電気料金が17%値上げする方向で報道されています。それに先立ち3月から燃油調整費も値上げされます。原油相場は100米ドル程度で推移しており、原発の使用抑制、中東情勢などを踏まえると火力発電に頼る現状から、この傾向が続くものと思われます。
エネルギー供給について、原発では無く、火力でもないとすると、自然エネルギーへの転換が望まれますが、現状は、水力発電を含めても全発電量の7%程度しかありません。膨大な電力を消費する現在のエネルギー事情では、まだ支えられる状態ではないのが現実です。が、将来に向けて、今からでも自然エネルギー創出を手掛け始めることです。太陽光発電、バイオ発電、小型水力発電、地熱発電、風力発電など実用化が進んでいます。これらは小さな発電ですが、地域毎に発電することで、エネルギーの地産地消となり、防災面でのメリットもあります。
エネルギー需要面では、最新の省エネ型住宅、保温対策、また省エネ電気機器などへの更新が有効です。照明で使用する電力も事務所では、3-4割、家庭でも2割程度と少なくありません。昨年白熱電球の製造が中止され、蛍光灯、LEDなどへの転換が進んでいますが、節電効果は少なくありません。蛍光灯は長い歴史があり、優れた照明器具です。LEDは、普及が進んでいますが、まだ完成された技術ではなく、蛍光灯ほどの明るさがでないこと、演色性にかけるなどまだ、技術的な進歩に期待したいところです。
さんぜコーポレーションでは、照明での省エネ、節電そしてコスト削減策を提案します。企業様へは事務所、工場、倉庫などの施設用に反射笠を活用し、間引くなど節電しながら、より効率的に照度を保ち、省エネ/節電効果を最大化するよう提案します。(HP) また、ご家庭へは、今ご使用のサークライン型蛍光灯を間引き、ドーナッツキャップ(HP)を取り付けることで照明に掛かる消費電力を5%程度低減できます。照明器具の買い替え、工事は必要ありません。兎に角、消費電力を少しでも減らすことが我々ができることだと思います。小さなことの積み重ねて、大きな力となるものでしょう。